4 11月

平成26年11月 東海地区大会

          東海地区大会に参加して


                                            H26年11月4日
                                              齊藤 慎一
 秋晴れの晴天にも恵まれ、私たちを乗せたバスは、岐阜羽島市文化センターに向け、
朝7時に静岡駅南口を出発しました。途中、焼津、掛川、浜松インターで乗車する会員を
乗せ、海野支部長殿支部長以下総勢12名の参加となりました。
 予定通り10時に会場に到着し、早速、4階で受付を済ませました。岐阜県支部の方より、
今回の参加者は150名余りとのことで、会場はすでに他県支部からの会員で混雑しており、
我々も鑑定刀コーナーに向かう会員、鑑賞刀コーナーに行く会員とそれぞれ別れ、鑑賞の
スタートとなりました。
 鑑賞刀は出品総数56口で内訳は現代作家の作品11口、古刀23口、美濃、伊勢尾張などの
郷土刀22口でした。私が特に注目したのは、重要刀剣に指定されている和泉守藤原兼定の
短刀で、地鉄が小板目よく詰み、地沸が細かくつき、白け映りが立つ、匂口の冴える
直刃出来の素晴らしい短刀です。しかも、美濃に特有の尖り刃が見られず、帽子も小丸に
品よく返り、三つ棟、内反りの来国光のような出来でした。その他にも、多くの素晴らしい
美濃刀が出品されており、さすが岐阜県支部の大会と感心した。
 一方、鑑定刀は1号刀が村正の刀で、上半分が直刃調で下半分に互の目を交えたやや沈み心の
刃を焼き、表裏揃う典型的な作品でした。2号刀は肥前正廣と幸弘の合作刀で、互の目丁子の
華やかな刃文を沸深く焼いた豪壮な刀でした。3号刀は重美の長巻直しの青江の刀で、これも、
縮緬肌に映りが立つ典型的な刀でした。4号刀が堀川廣實の刀で、これは難問でした。反りが
浅く、切先が伸びごころで、互の目出来の刃文から、すぐに實廣に結びつかない刀でした。
しかし、小野田さんは、これを堀川国広と鑑定し、村松さんは出羽大掾国路と見て、同然を
取りました。私は江戸時代新刀の兼重に入札し、イヤでした。お二人の鑑定眼には頭が下がる
思いでした。5号刀は第1回特重の尻懸則長の金象嵌銘の太刀で、反りが強く、帽子が
掃きかけており、互の目が交じる刃文を沸強く焼いた名刀でした。中村さんはこの刀は以前に
見た事のある刀なのに、今回外してしまったと悔しがっておりました。次回は忘れないように
お願いします。
 なお、静岡県支部の成績は、人位が八木豊さん、努力賞が小野田さん、菅原さん、齋藤の
3名でした。以上の4名の方が入賞し、静岡県支部の実力を大いに発揮でき、海野支部長も
さぞ満足されたことと思います。帰りのバスの中で、今日のお酒はおいしいとご機嫌でした。
 最後に、今回は支部から13名の参加と、やや少なかったのが残念ですが、新人の若きエースの
齊藤健太郎さんが参加してくれたことは県支部にとっても明るいニュースでした。本人の
感想をお聞きしたところ、直刃が好きと言うことなので、今後 大いに期待しております。
 帰りは会場を4時に発ち、7時頃、全員が無事に帰宅しました。
 ともかく1日中、刀三昧で楽しい日を過ごしました。岐阜県支部、三重県支部の皆様、
ありがとうございました。 

4県大会1 ←会場の様子

4県大会2 ←鑑定中の様子