17 2月

平成27年2月 本部鑑定会

平成27年2月 本部鑑定会

皆さま、こんにちは。静岡支部の杉浦です。
1月は職場でインフルエンザが流行り仕事をお休みする人が何名かおりました。
杉浦はインフルエンザにかかることはなく風邪をひく程度で済んでます。
さて、今回は2月14日(土)に行われた本部鑑定会の報告です。
1月の鑑定会はちょっとサボっちゃったので3ヵ月ぶりになります。
この日は朝から冷え込んでおり、田んぼの水たまりが凍っていました。
駅までの道のりをトボトボと歩くのですが田んぼ道は強風を遮るモノがなく
寒いさむい・・
今回、静岡支部からの出席者は、藤江さんと杉浦の2名のみ。小野田さんと
中村さんは(珍しく)ご欠席でした。
講師は飯田先生です。
今回の鑑定刀は2号刀と4号刀と5号刀が難問でした。
杉浦は4号刀は三振、2号刀はTさんにヒントをもらって3札目でようやく当たる始末・・
鑑定刀は以下のとおりです。

1号刀:脇差 筑前国福岡住守次 以南蛮鉄造之
反り少なく、中切先、重ね尋常、小板目肌、焼き刃の高い互の目混じりの丁子が
連続し、帽子はわずかに乱れて返る感じ。地に淡く乱れ映り(後ろから頭越しに
見ると映りが判別できる程度)。匂い出来。
石堂系が出るといつも末備前に入れてしまいます・・
時代違いをもらって、ハっと気づきます。処置ナシです。

2号刀:刀 奥州白川臣手柄山正繁 寛政九年八月日
持つとずっしりと重みを感じます。重ね厚く、中切先、非常に詰んだ小板目、
とう乱できめ細かい沸が印象的。刃中に砂流しがあったと思います・・
乱れの谷に足が長く入っていたような気がします・・
帽子は大丸に返る。
手柄山、この刀工はときどき鑑定刀に出てくるようですがすぐに忘れてしまいます・・

3号刀:寸延び短刀 相模国住人廣光 文和五年二月日
重ね薄く、反りのある平造りのガッツリ南北朝の姿。三つ棟。全体的に板目、
皆焼、地のところどころに丸い飛び焼きがあり、上半分はのたれなのか大きな
互の目なのかとにかく激しい出来。互の目の内側は沸づいてます。刃中に砂流し
があります。
長谷部とどっちか迷うところですが、刃寄りに柾っ気がないので廣光へ。

4号刀:刀 越後守藤原国儔
今回一番の問題作。
一番の特徴は、これでもかっ!いうぐらいの大胆な先反り。
でも重ね尋常で小板目、沸出来。焼きが高いのたれ。帽子は失念・・
先反り以外、何ら特徴を見いだせない。新刀であることには間違いないとみた
だけでそれ以上は不明。気分転換に隣のTさんに無理やりこの前食べた大阪の
ラーメンの話を持ちかけるも余計に混乱してしまう始末。
特にザングリっぽくなかったので、江戸新刀の兼重へ入れるもイヤ。
この姿ではありえない、とは思いつつも近江大掾に入れるも案の定イヤ。
これ以上は頭から湯気が出そうだったのでTさんと秘密会議するも結局、能で
The end。
講師先生の解説では、之定写しとのこと。う~ム、難しいなぁ・・

5号刀:小太刀 一 榊原政高所持
出ました、一文字の小太刀。
少ない反り、重ね尋常、板目、全体的に華やかな丁子(重華丁子でしょうか)、
刃中に葉がたくさん見てとれます。若干逆がかる。帽子は乱れて返る。
地に乱れ映り。ハバキ元の踏ん張りは無し。
備前であることは間違いない。踏ん張りがないから思いっきり磨り上げたものと
思ってたら小太刀だったんですね・・
ただいつの時代か見極めができず、段々と時代を上げて三札目で辛うじて当たり。

参考刀に、正恒、国綱(古備前)、則房、兼光、(伝)長重。
どれでもいいから一本欲しい。