今回は支部会員の望月さんからご投稿いただきました。
お忙しいところありがとうございました。
岩田先生がホワイトボードで解説いただいた内容も一緒にご投稿
いただきましたので貼付けさせていただきました。
平成27年8月 静岡支部鑑定会
8月16日掛川市報徳社に於いて鑑賞会を午後13:00より実施しました。
今回は初参加者(初心者講座参加者)を含めて31名の参加があり、
刀の取り扱いや鑑賞のポイントについて岩田先生より講義を
受けました。
1号刀:刀 善定兼吉 室町 (重刀)
踏ん張りがあり鎬がそいで寸づまり、先反りあり、焼き幅がせまい
のは脇物が多い。倒れ帽子で硬い。
2号刀:短刀 初代信国 南北朝 (特重)
身幅広く寸延び沸映り、彫り物あり。平造り、三つ棟、身幅広く
浅く反る。小板目詰む。直刃調。出来最高。
3号刀:短刀 応永信国 室町初期 (重刀)
身幅広い割に寸が延びている。直刃で映りが弱い。
4号刀:刀 國広 (特重)
志津写し、板目に杢がまじる。
5号刀:短刀 繁昌 (重刀)
三つ棟、この刀工に刀は無い。大板目、浅いのたれ調に互の目、
沸筋、金筋入る。茎の先が尖る。
岩田先生がホワイトボードに書かれた内容を下に貼付いたします。